おはようございます。
人の噛み方はふた通りあります。
バリバリ噛む人とモグモグと軽く噛む人です。
なぜ分かれるのかと言えばバリバリ噛む人ほど噛んでいないからです。
バリバリ噛むと言うと噛んでいそう見えますが奥歯に食べ物を運び潰して飲んでいるだけです。
むしろモグモグにように軽く噛んでいるくらいが消化のためにはいいのです。
噛む目的は細かく潰す事ではなく唾液に混ぜることでしたね。
唾液には消化酵素のアミラーゼが入っていますから身体は第一の消化器官と認識していると言うことなのです。
ですから豆腐を30回噛むと言う意識が大切です。
では何故バリバリ噛むようになってしまったのでしょう？
それはトレーニング不足が理由です。
物を食べ飲み込む作業は本能的に出来ると考えがちですが後天的に学習しないと獲得出来ないのです。
吸って飲むは反射がありますので生得的と言えます。
しかし良く噛んで飲み込むというのはトレーニングしないと出来ないのです。
このトレーニングは離乳食の時に行われます。
ポイントは何を与えるかではなく、どう与えるかなのです。
スプーンに離乳食を目と同じ高さで止め見せてから鼻の近くで止め匂いを嗅がせて唇にスプーンを触れさせて待つ。
そうすると子供はスプーンを口に含んで捕食します。
この繰り返しです。
重要なのは待つことです。
多くのお母さんたちは食べたなと見計らってドンドン口に放り込みます。
これでは噛む教育をしていないのと同じなのです。
これは歯並び不全と姿勢の悪さになってやがて露見してきます。
歯並びが良くてもバリバリ噛む人になり歯科に毎日のように通わなければならないくらい口の中にトラブルを抱えます。
大人になってもこれは癖になっていますので残るどころか悪くなっていきます。
少なくとも離乳食は与え方が大切なことは覚えておいて下さいね。
