「究極に選択!母親と妻が溺れていたらどちらを助ける?」

おはようございます。
ディズニーシーでミニーに抱きついて鯖折りをかました桜井です。
精神分析で有名なフロイトは潜在意識に着目しました。
我々の行動のほとんどは潜在意識によって決定されているとフロイトは言い、
横浜市立大学医学部名誉教授の黒岩先生によるとそれは生理学的に視床下部が最も近いのではないかと言っていました。
視床下部は自律神経系の中枢であり調整、中継、本能を司どる部位だからです。
また我々の判断は四種類のdecision making process によって決断されているとおっしゃてました。
1、視床下部による本能的決断(闘争-逃走反応、生と死なら生を選ぶ)

2、大脳基底核の報酬的決断(損と得なら得を選ぶ)

3、大脳辺縁系の感情的決断(好き嫌い)

4、前頭前野による理性的決断(理性的に正しいか正しくないかで選ぶ)
つまり命に関わる出来事の判断は本能で動き、損得、好き嫌い、ルールと優先順位が決まっていると言うことなのです。
意外だったのは損得と好き嫌いなら好き嫌いの方が本能に近いと言うことでした。
確かに損得勘定が本能に近いなら色々なことが理解しやすいですね。
例えば

昔流行った究極の選択で「妻と母親が同時に溺れた。あなたはどっちを先に助ける?」です。
 損得なら先の長い妻を選ぶのは当然と言えます。
実際に中国で嘘みたいな本当の話が実際にあったそうです。
この時、夫は妻を先に助けたそう。

http://rocketnews24.com/2012/08/15/238601/
結果的にどちらも助かったそうですが父親から「自分を産んで育ててくれたは母親を優先しないとは何事か!」とかなり非難されたと言う事でした。
この判断に意見は真っ二つ。
母親を選ぶべきと言う意見は倫理つまり常識やルールになりますから思考決定の優先順位から見ても最後です。
本能的に得な方を選んでしまうのだから仕方がないと言えれば非難は避けられたかもしれませんね。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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