こんにちは さくら歯科の櫻井です。
当院で口臭外来を掲げて9年、口臭患者さんも相談を含めると1000人を超えました。こんなに悩んでいる人が多いのかと驚きます。
患者さんが当院にたどり着くまでに、かかりつけの歯科医院はもちろん耳鼻科や内科などにもかかり、大学病院の口臭外来なども受診されてこられる患者さんもいらっしゃいます。
では、何故?医療のプロたちがことごとく成果を出せないのでしょうか?
それは医療のプロは病気の専門家だからです。今でこそ予防が大切と言っていますが今の歯科医院や病院を見てもらえばわかります。
ほとんどの診療室は治療メインですよね。歯科医院でいえば横に治療台が並び、ただパテーションで区切られているだけ。プライバシーなんてまるで考慮されていません。
これはドクターが治療しやすいように配置されているためで、診療室が病気を治す所であること前提としています。
口臭外来がメインで扱う患者さんは歯周病ではありません。何故なら、かかりつけで散々お掃除してもらい、それでも効果が見られず、そう告げると気のせいですと言われて、行き場をなくして当院に訪れるのです。
多くの歯科医師は治療のプロですから歯周病や虫歯に伴う口臭は止められます。病気を治せばいいのですから新卒の先生でも出来ます。
しかし、病気がなければ打つ手はありません。そこからは予防の範疇だからです。
予防を本気で行っている歯科医院は個室か半個室でなければなりません。またカウンセリングを行う個室が必要です。心療内科のイメージです。