おはようございます。
Qzoo(株式会社ゲイン)が実施した調査によると歯の黄ばんでいる人の印象が2.7歳老けて見えると分かりました。
実際には男性100名に対して同じ女性の顔写真を2枚提示して何歳に見えるかを聞いたもの。一枚は歯が白くもう一枚は黄色いという差があるだけ。
すると歯が白い写真は平均22.6歳、歯が黄色い写真はは平均25.3歳という結果になり歯が黄ばんでいるだけで2.7歳も老けて見られることが分かりました。
黄ばみの原因は
飲食物の着色
タバコのヤニ
加齢
エナメル質形成不全
などがあります。
この中でも加齢のイメージが皆さんの中に強いことがこの調査結果から分かります。
通常、私たちが歯として認識しているものは歯冠と呼ばれ表層のエナメル質は白く透過性がある組織で象牙質、歯髄の三層構造になっています。
加齢によりエナメル質が薄くなり象牙質の黄色が濃くなっていくために歯が黄色く暗く見えるのです。
日本人が歯が黄色いと言われるのはこのエナメル質は欧米人に比べて薄いからです。
歯を白く見せるには3つの方法が考えられます。
1、研磨粒子が大きい歯磨き剤を使い磨く
2、ホワイトニング
3、セラミックを被せる
3は多くの芸能人がやる方法です。新庄や清原が白さを極限まで追求したセラミックを入れて話題になりましたね。
テレビでは大げさなくらい白くしないと目立ちませんし笑顔の印象が商売道具ですから当然ですね。
歯をキレイにするのは最低限の礼儀なのです。
1は一般によく行われている方法です。研磨粒子を大きくして歯の表面に細かい傷をつけて乱反射させて白く見せる方法です。すりガラスが白くみえるのと同じ原理ですね。
今はポリリン酸を配合させ汚れを浮かして取り着色をつきづらくする歯磨き剤もあります。
最後にホワイトニングですがこれはエナメル質の脱色です。
例えばコップに入ったコーヒーを飲んだ後コップの内面にコーヒーの汚れが付きますよね
それをスポンジなどで落とすのがクリーニングです。
しかし何度もコーヒーを飲んでいると洗っただけでは落ちない黄ばみが出来ます。
これはコップの内面にコーヒーの細かい色素が入り込んだからです。
この色素を脱色するのがホワイトニングなのです。
ホワイトニングには過酸化水素または過酸化尿素が用いられて刺激があります。
多くの人は歯にヒビが入っていることが多いのでそこから知覚過敏症状を引き起こすことがありますが次の日には治ります。
「歯がもろくなるのでしょう?」という方がいますが過酸化水素の効果によりエナメル質のカルシウムが一時的に失うからです。これは半日から1日で元に戻ります。
しかしホワイトニング剤にポリリン酸を配合しリン酸を歯に作用させてリン酸カルシウムという硬い結晶に促すことでそれを克服したポリリンホワイトニングなども出てきて虫歯になりにくい効果も期待できるようになりました。
より安全に身近になったからでしょうか。
近頃、ホワイトニングの患者さんが増えてきました。
私は口臭治療を受けた人にもホワイトニングを勧めています。
何故なら口臭患者さんは自尊心が低いからです。
自尊心を取り戻すのに1番効果的なのは他人から褒められることです。
白くなったら見せたくなるのが心理です。
自分で鏡を見て歯が白かった。そんな些細なことでも少し前に出る勇気が出たらいいと思うのです。
歯が白く見せるということは健康そして生きる強さを見せることです。
どう見られるかよりどう魅せていくかに軸を置いた人生を歩んで欲しいのです。