おはようございます。
朝から雪ですね。東京はまたパニックになるのでしょうか。雪国に結構いたので雪には慣れている桜井です。
日々の生活で自分の言動や行動を客観視するのは容易なことではありません。
失敗した時に振り返りはするでしょうが、その時でさえ自分の行為を正当化するための思考が入った見方になります。
前にもお話したように自分の目には自分以外の世界しか見ることが出来ません。
これを普段忘れていることが問題なのです。
あなたは今どんな状態ですか?と聞かれた時に正確に答えられますか?
答えたら鏡で自分を写して見てみてください。
髪型、皮膚の感じ、色ツヤ、服装など注意を払って観ていない事に気付けるはずです。
これが行動をビデオで見ると「え!私こんな歩き方なの」とか「こんな喋り方してるのか」とか、さらに多くの事が分かります。
これらは人から全て見えていますが自分には見えないのです。
では感情や思考はどうでしょうか?
実はこれも自分の気づかないところで行動に出ています。
心理学と聞くと皆さんは心の動きや気持ちを勉強する「こころの科学」と思っているのではないでしょうか?
心の動きや気持ちは見えないし測定出来ないので科学になりません。
ですから心理学は「行動の科学」と言われています。
刺激を与えてどんな行動をするのか?その結果の個人差から心の動きを探って行くのです。
つまり自分の気づかない思考や気持ちこそ行動に直結していると言えます。
「何であんな事してしまったのだろう」「どうしてあんな事を言ってしまったのだろう」と思うことありませんか?
それは自分の感情や思考に気づいていないだけで起こすべくして起こした行動なのです。
自分が気づいていない感情や思考を知ることが自分の人生を受け入れることにつながるのです。
ではどうすれば気づいていない自分の感情や思考を知る事ができるのでしょうか?
それは今この時に集中して自分を観察することです。
この時、判断したり瞬間に捕らわれたりしないことに重点をおきます。
私たちはただ観察することが難しいからです。
ただ眺めていろといわれても思考が浮かぶし深読みする人も出てくるでしょう。
それが捉われると言うことなのです。
今この瞬間にフォーカスして自分を観察します。
自分の毎日の変化に気付くことで客観的に自分を見る癖をつけて感情に捕らわれない自分をつくることこそ捉われないためのトレーニングなのです