おはようございます。
お肌の乾燥が気になる今日この頃、桜井です
利益の反対は損失ですよね。
しかし利益と損失は対称ではありません。
何を言っているか分かりませんよね。
これはプロスペクト理論と言われるもので通常の人は株式投資では勝てない理由と言われています。
さてここで問題です。
問題1
あなたは確実に10万円貰えます。その上で以下のどちらを選びますか？
a)5万円と追加で確実にゲット
b)50％の確率でさらに10万円得られるが、50％の確率で追加はない。
問題2
あなたは確実に20万円貰えます。その上で以下のどちらを選びますか？
a)5万円を確実に失う
b)50％の確率で10万円失うが50％の確率でそのまま。
いかがでしょうか？
私は問題1は(a)問題2は(b)を選びました。
両方(b)を選んだのであれば
あなたは投資家に向いています。
この問題は結果が実は一緒なのです。
にもかかわらず答えが違う選択をしてしまったのは利益と損失は対称ではないと言う事です。
100円の利益の反対は100円の損失ではないのです。
人は利益より損失を嫌います。
この本能が株であれば利食いが早すぎ損切りできない負け投資家を作るのです。
株式の格言で人の行く裏の道あり花の山と言うのがありますがこれは人と同じことをしていては勝てないよと言うことです。
「マネーショート」というリーマンショックを描いた映画がありました。
いち早くサブプライムローンの破綻に気づいて空売りを仕掛け大儲けする話しです。
この空売りには金利を払わなければならないので値下がりするまで期間があると自分の資産が目減りしていきます。
時はバブル全盛期。この時期に空売りするのは狂気の沙汰です。
笑われたり投資家に訴えられたりしながらもサブプライムローンの破綻を待ちます。
そしていよいよ待ちに待った破綻がニュースに出ますが株を含む金融商品が下がりません。
半年ほどして急落することになるのですがこの時にも損切りをせず耐えきった人達なのです。
人と違うことをするということは本能に逆らい信じた未来を疑わない力なのです。
この人達のような人生は絶対イヤですが損して得を取るくらいのことは経営者なら出来るようになりたいものです。
