「口を通して愛情を伝える」

おはようございます。
せっかく小顔矯正して顔がスリムになったのに暴飲暴食でアンパンマンに顔が戻った桜井です。

(また小さくしてもらおうっと)
今回は育児の話です。
出産を境に母と子供は分離されます。

十月十日と言う短い期間で生まれ未熟なために鹿の子供のようにすぐに立ったりすることが出来ません。

これは二足歩行のため充分な産道を確保できないためと言われています。
未熟ゆえ親の庇護のもとでないと生きていけません。
未熟で大人になるまで時間がかかるということは知能を発達させる時間があるということです。
つまり、育てることは発育と同時に知識を与え学ぶ時期でもあるのです。
何を今更と思うかもしれませんが、あなたは子供に何を教えることが出来ますか?
そんなに多くのことを深くは知りませんよね。
ですから親が子供に与えられる教育なんて、たかが知れているのです。
親が与えられる教育はただ一つ。
「愛情を伝えること」
冒頭に申し上げた通り出産を境に母と子は分離されますが子供はその分離されたことが分かっていません。
母親は1人の人間として見ていますが子供は母親を体の一部だと見ています。
赤ん坊には快か不快しかありません。
泣くのは危機的状況を知らせているのです。
今まで臍帯で繋がれてオートマチックに供給されていたのが分離されて要求しなければならなくなっただけなのです。
赤ん坊は泣くのが仕事とはよく言ったもので、彼らなりの仕事をしているだけです。
育児ノイローゼは子供が泣くのを責めていると受け取ることが大きな原因になっていますが、泣くのはキッチンタイマーが鳴っているくらいに考えればいいのです。
では実際にどうやって愛情を伝えるのでしょう。
触れることだと私は思います。
おんぶに抱っこ、くっついたり離れたり、触れて触ることで自分は分離された状態であることを自覚し始めます。
これを脱感作と言います。
ではどこを重点的に触れなければならないのでしょうか?
それは感覚器として重要な器官でありながらあまり触れられたくない部分。
「唇」「頬」「舌」です。
ペンフィールドのホムンクルスをご存知だろうか?
身体のそれぞれの部分を支配している「神経細胞の量」を、体の表面積比であらわしたもので手と唇、舌が異常に大きいのが特徴です。
これは情報入力量がそこから多く入ってくることを示しています。
ですから口腔内を掃除するときは愛情注入のチャンスでもあるのです。
授乳後、ガーゼで軽く拭う。
歯が生えて来たらまず頬を触り唇を軽く伸ばしてから歯ブラシを入れて軽くブラッシングして下さい。
これだけでもその後の歯並びにいい影響を与えるはずです。
口腔を育てることは鼻呼吸に切り替える道筋でもあるのです。
健やか人生を歩ませるための育児法の一つと知っておいて下さい。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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