当院では朝礼でミッションを読み上げます。
それは仕事のあり方を知って欲しいからです。
仕事の目的は三段階あるのだそうです。
一段階目は生活にため。
これがスタッフに聞くととても多い。ほとんどの人はここにあたります。
二段階目はキャリア。
色々な知識や技術を得て人の役に立てるようになりたい人です。
三段階目は使命です。
命の使い道です。
わかりづらいでしょうか?
わかりづらいという人のためにレンガを積む人のお話をしますね。
旅人がレンガを積んでいる人を見かけ不思議に思い「何をしているのですか?」と問いかけます。
すると「見れば分かるだろう!レンガを積んでいる」と答えます。
数日後、レンガを積んでいる違う人を見かけたので同じ質問をしたら「教会の土台作りをしています」と答えます。
また数日後、違う人に聞いてみたら今度は違う答えが返って来ました。
「ここら辺は紛争で親や兄弟を亡くした人が大勢います。そんな人たちが亡くなった人を悼み祈りを捧げられる場所を作りたいと思ってこの仕事をさせてもらっているのです」
この人たちはレンガを積んでいるだけです。
この違いは仕事に対するあり方だと思うのです。
一段階目は仕事とさえ言えない作業です。
二段階目でやっと仕事と言えるでしょう。それは誰かのためにと利他心が込められているからです。
三段階目で社会に対する自分のあり方が明確になっています。
自分の人生を思ったように生きられる人はこの様に社会における自分のあり方を持っている人です。
仕事で成果を出したいと考えるなら、まず仕事のあり方から見つめ直すことがとても大切です。
折角、人に貢献できる仕事をしているのにお金のために貴重な時間を過ごして欲しくないと思うのです。