「感謝の種をまいていく」
「感謝してもいないのになぜ感謝しなければいけないのか?」と言っていた若者をテレビで見ました。
私なら「独りよがりにならないための予防策」と答えます。
感謝出来ないということは他の人を自分より低くみている証拠です。
してもらって当然。するべき。しなければならない。など人間には傲慢になりやすい体質がもともと備わっているのです。
これは人間が奪わないと生きていけない動物の本能に由来します。
人間は植物や動物の命をもらって生きています。
ですから奪う対象は必ず自分より弱いものです。
これは人間間でも同じ事が言えます。
下にみられるということは生きていけないことを意味するのです。
傲慢な人も、より傲慢な人に食い物にされるので満たされることはありません。
食べても食べても腹が減る餓鬼のようですね。
真逆の世界もあります。
これが与え合い譲り合う感謝の世界です。
弱い者に手を差し伸べ、互いに足らないところを補い助け合う世界です。
知恵を未来へと繋いでいくことで人生に意味を持たせることも出来ます。
私たちは奪い合いと与え合いの世界をめまぐるしく行き来しています。
それは傲慢は感染力が高いからです。
傲慢な人と接触すると感染し傲慢になるのです。
そうならないためのマスクの役目を果たす言葉が「ありがとう」なのです。