偽善者とは良い行いをしているようにみせている偽者のことです。
しかし本当に偽善者がいるのか甚だ疑問です。
人間はその時々で善人にも悪人にもなるのではないでしょうか?
ときに善人。ときに悪人。ほとんどはどちらでもないのが普通だと思うのです。
それを知った上で良い行いをした人を偽善者と呼ぶのは侮辱でしかありません。
寄付でも席を譲るでも、厳密に言うと偽善かもしれません。
それでも偽善を重ねていくと善になるものです。
もしあなたが偽善者と誰かを侮辱したなら、それはあなたの嫉妬です。
なぜなら、自分は心から良い行いが出来ないことを知っているので、できる人が羨ましく目障りなのです。
偽善者と言った後に嫌な気分になるのは自分を侮辱する行為だからです。
本当に許せないのは自分自身です。
ですから偽善者呼ばわりして自分を正当化してはいけません。
「偽善だよな」と思いながら偽善にチャレンジしてください。
「席を譲る」
「コンビニの募金箱に小銭を入れる」
「荷物が重そうな人を手伝ってあげる」
「お金を払う立場でもありがとうと言ってみる」
「エレベーターで何階ですかと聞いて押してあげる」
「ドアやエレベーターは開けておいて最後に出る」
「道に落ちているゴミを拾いゴミ箱に捨てる」
など小さなことを積み重ねてみてください。
それが自分を許し、認めることにつながるからです。