認知行動療法

「事実と感情の区分けをしっかりする」
おはようございます。
寝る事が今1番の幸せを感じる桜井です。

事実は一つであり、分かりやすいものですが、負の感情が絡むと事実の認知に歪みが生じます。
例えば「みんなが私の悪口を言っている」「私が電車に乗るとどんなに混んでいても自分の周りには人がいない」「私にだけ必ず犬が吠える」などです。
人は目に見えた世界ではなく、見えたものを解釈した世界に住んでいます。
ですから、見えたものが感情で歪んでいたら、それがその人の見え方ですからありえないと言って論駁しても平行線です。
そんな事もあるかもしれないね。と認めた上で自分を縛っている呪縛を取り外さなければなりません。
呪縛はやってしまった失敗の後悔がキッカケとなり自尊心が傷ついた事にあります。これ以上傷つきたくないという自己防衛が呪縛となり自分で自分を追い詰めているのです。
そう考えると自尊心の回復が呪縛を解く鍵となります。
自尊心は小さな成功体験を積み重ねる事や「すごいね」と褒められ続けることで回復します。
小さな課題を与えチャレンジさせます。普段、はいらない店に入ってみる。店員に話しかけてみる。店のハシゴをする。など何でもいいのです。ポイントは記録を取らせ出来た事にフォーカスさせる事です。
そして出来た事が積み重なっていけば自尊心を少しづつ取り戻す事ができるようになっていくのです。
また応援する人がいて、「かんばったね」「すごいね」と言ってくれると急速に自尊心を取り戻す事ができます。
応援してくれる人、助けてくれる人がいるという事はとても幸せな事なのです。

 

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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