「なぜ人は興味があることを見てしまうのか?」

こんばんは。

台風19号でニュースは持ちきり。午後の仕事をキャンセルして午前中で切り上げた桜井です。

人は興味、関心があることしか目に入らないことを不思議に思ったことはありませんか?

これは脳幹にある網様体賦活系というところで常に流れ込んで来る情報から大切だと判断する情報といらない情報を仕分けするからだそうです。

秒単位で入ってくる刺激を全て処理したら脳はパンクしますから当然といえば当然ですね

実はこの網様体は赤ちゃんのときは情報を統合する役割を持っています。

赤ちゃんは生まれて2、3ヶ月ほどは原始反射と呼ばれる本能に従って行動しています。

そして感覚器から得られる刺激から脳のネットワークをドンドン繋ぎ、反射を抑えて能動的に行動を起こすのです。

1番最初の反射は呼吸、そして吸啜反射です。

授乳では多くの刺激を脳へと伝えます。

その刺激は触覚です。

触覚には味覚、嗅覚、温覚、痛覚などが含まれます。

見たり聞いたりとかと違って触覚をはじめとする味覚や嗅覚、温覚、痛覚などは実際に感じないと分からないものです。

これらはすでに統合されていて、苦いものを嫌がったり、甘い香りに反応したりすることからも分かります。

ただ視覚はまだぼんやり、聴力もクリアとは言えません。

視覚はぼんやりでも動いているものはわかるので口に入れて確認します。

この作業を感覚統合と言います。

赤ちゃんが手や足を口に入れるのはまさに視覚と触覚、特に痛覚を統合することで自分の身体の一部であると情報を整理するのです。

つまり五感と動作から得られるフィードバックを統合することで重要性の高い、つまり頻度の高い刺激を脳へと刺激が伝わりやすくするために脳神経細胞のコネクトを多くつなげて太くし、そうでないものは淘汰するのです。

これが自分の関心が強いものに目がいく理由なのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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