おはようございます。桜井です。
感覚統合という言葉をご存知だろうか?
私達は色々な情報を統合して日々の生活を実現しています。
この統合を詳しく見ると
私たちがよく知っている
1、五感(味覚、触覚、視覚、聴覚、嗅覚)
2、平衡感覚、
3、力のいれ加減である固有受容覚の
3つの感覚を統合して脳へと情報を送っています。
この感覚統合がなぜ必要かといえば思った行動と実際の動きにギャップができるからです。
これは誰にでも少なからずあることですが、
例えば姿鏡の前に真っ直ぐ立った時、真っ直ぐに立てているかといえば大概、右の傾いています。
これが自分の認知と身体の感覚がズレているということです。
これが運動になるともっとズレが激しくなるので、このズレが無いほどトップアスリートになれるというわけです。
トレーニングである程度改善できますが、
そもそもこの統合の下地を作るのが幼少期のためにそこを取り戻すことが難しくなります。
感覚統合を活性化するために必要なことは触覚を鍛えることです。
触覚の幼児期トレーニングは授乳です。
授乳は成長のために必要な栄養素を摂るだけでなく、
唇と舌、頬の触覚、味覚、嗅覚、痛覚などの感覚刺激と
身体を起こした状態での平衡感覚、
舌と頬で吸入する力の入れ具合を調整する固有受容覚を学ぶとても重要なトレーニングでもあるのです。
哺乳瓶での保育ではこのトレーニングはなかなか難しいといえますね。