「睡眠無呼吸症候群が突然死を招く?」

おはようございます。桜井です。

少し怖い話しですが、睡眠時無呼吸症候群のことです。

睡眠中に呼吸が止まった状態が断続的に繰り返され、その結果質の高い睡眠を十分とれず、覚醒時に強い眠気等を招く病気です。

単純に寝不足なのですが

2003年2月26日山陽新幹線ひかりで運転士が居眠りをして最高速度280kmで8分間走り続け、自動制御装置が働き急停車しました。

さすが新幹線。よくできています。どこかの国なら間違いなく大惨事だったでしょう。

その運転士が睡眠時無呼吸症候群であったことが判明して大騒ぎになったのです。

有病率は日本人は男性3.3%女性0.5%の発生率で圧倒的に男性が多く、肥満が少ない割に睡眠時無呼吸症や睡眠呼吸障害が多いと言われています。

これは鼻が低く平たい顔族と言われるモンゴロイド特有の骨格にあると言われています。

睡眠時無呼吸症候群の怖さは日中の居眠りだけではなく、高血圧、心臓疾患、脳血管障害などを引き起こし突然死を招くことにあります。

重度のものは5年生存率が87%、8年で63%に低下するという衝撃的なデータもあります。

原因は睡眠時に舌が虚脱し気道を塞ぐことによります。

何故こんな話しを歯科医師である私がするのかといえば、舌が下がるのは慢性的な低位舌があるからです。

通常、呼吸は鼻で行うのですが、慢性的に口で呼吸する人は舌が上顎に吸い付く力が弱いために舌が虚脱しやすいのです。

こういうパターンは上顎が狭く鼻腔が潰れるため鼻呼吸が困難になります。

そうすると呼吸によって脳が冷やせず、睡眠の質が悪くなるという悪循環に陥ります。

ですから、睡眠の質を上げるためにも鼻呼吸を獲得、維持することが大切なのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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