おはようございます。
人間の赤ちゃんは半年ほど早く生まれてきます。
これは人間が二足歩行になることで頭が極端に大きくなったことと腰椎が極端に曲がったことで出産が困難になったことによります。
つまり頭が柔らかく小さいうちに産むことで、出産しやすく適応した結果と言えます。
そのため、養護者なしに生きて行くことができません。
ですから0-1歳半までの子育てがその後の能力に大きく影響します。
それは子供の成長は平均して決まっており、その時に与える情報(刺激)がそもまま脳を育てることにつながるからです。
例えば
母乳と哺乳瓶の違いを考えてみましょう。
母乳も哺乳瓶でも栄養補給という面では同じです。
大きく違うのは感覚情報です。
哺乳瓶で粉ミルクは感覚入力が極端に少なくなります。
母乳で得られる感覚入力は体温、触覚、匂い、母乳の味、心音などがありますが、
哺乳瓶では得られませんよね。
この情報入力は脳へと刺激が伝わる脳神経のコネクター(シナプス)を増やし強くします。
お母さんも授乳という行為から母性を育み女性から母親へと成長します。
特に愛着形成を飛ばして育てると疳の虫が強い子になり、親はさらに愛情を感じることができません。
ここが初めのボタンです。
ここを掛け違えると後から関係性を修復するのは困難を極めます。
これはコミュニケーション能力につながります。
よほど、環境に恵まれていないと上手く人間関係を構築できずに引きこもりになってしまいます。
人を傷つけることも厭いませんから、大人になったとき、親の力で抑えることは不可能です。
その時ではどうにもなりません。
だからこそ最初のボタンを掛け違えないことが大事なのです。