こんばんは。
今日はセミナー二本立てでした。
銀座と八重洲でしたから移動が超ラク。内容も良かったので大満足だった桜井です。
(明日の診療に役立てます)
人にはそれぞれ大切にしているものがありますよね。
それは財産や地位だったりするかもしれません。
家族や友人と答える人もいるでしょう。
経験かもしれませんし、知識かもしれません。
それらを失った時、ボルビィは「麻痺」「抵抗」「絶望」「 再構成」の4ステップを踏むとしています。
これは極端な心的ダメージを避け徐々に対応するためのステップともいえます。
これと似たステップにキューブラー・ロスの死の受容過程があります。
人間が1番、恐れるのは死です。
この死に向き合わなければならない時、人間はどのようなステップを心理的に踏むのかを説明したもので
否認→怒り→取引→抑うつ→受容の5ステップを提唱しています。
どちらもまず否定することで心の保全をしてから徐々に受け止めるという過程です。
つまり、受け止め切れない現実はその場で逃避に走り、徐々に解決法を模索するため、即時に受け入れられたりはしないのです。
ですから、受け止めきれなかったからと逃げたり、他責にしても人間の心理として当然の反応です。
「時間が解決してくれる」とは悲しみや辛いことに慣れる時間のことなのです。