こんにちは。
「先のことより今でしょ!」と長期計画を立てられない桜井です。
人の会話は質問と答えから構成されている様に、
言葉も分解すると感情と事実で出来ていることが分かります。
例えば
「傘を忘れて悲しい」であれば、どの部分が事実でどの部分が感情か分かります?
「傘を忘れて」が「事実」で「悲しい」が感情です。
ではどちらをあなたならフォーカスするでしょうか?
「傘を忘れて」にフォーカスする人は「問題解決型」。
「悲しい」にフォーカスする人は「共感型」となります。
つまり事実にフォーカスする人は「問題解決型」ですから答えが明確です。
この場合、質問は「どこにいつ忘れたの?」「探してみた?」などの解決のための情報収集となります。
一方、感情にフォーカスする人は「悲しかったですね」と共感するだけです。
すると「そうなんですよ。アレお気に入りだったのに」とあとは勝手に話してくれます。
必要な情報かどうかは別として自分なりに答えを探し始めます。
どちらも大切なのですが、医療人は兎角、問題解決型に走りがちです。
緊急で痛みが激しい時は事実確認が最適ですが、そんな人は一握りです。
ですから感情にフォーカスして共感することができれば答えを自分で見つけるものなのです。
「人間はたとえ相手が自分の1番関心のある目標に導いてくれる指導者であっても、
自分の気持ちを理解してくれないものにはついていかない」
とリンカーンは言っています。
寄り添い、支援することこそ人を育てることなのです。