おはようございます。
疲れが最近取れない桜井です(今、休むわけにはいかない)
サルとヒトの違いって何だと思いますか?
最もヒトに近く遺伝子的にも違いはわずか2%程度と言われています。
それでも外観は見間違えることはないでしょう。
解剖学的には頭の下の骨(脳頭蓋底)の位置が決定的に違うということを新潟医療福祉大学の奈良先生はいっています。
サルは基本四足歩行ですので脳神経や血管の出入り口である大後頭孔の位置がほとんどの動物後方にあるのに対して
人間は脳頭蓋底の真ん中にあるのです。
つまり二足歩行することで手が使える様になり道具の発達と知能の急激な発達をきたし、サルとヒトを分けたち言えます。
二足歩行をしただけでは脳は発達せず、ゴリラやサルと同じ200cc程しかなかったそうです。
200万年前になると死んだ動物の骨髄を食べる者が出現し、それを効率よく取り出すために道具が発達。
積極的に肉食を採用することで大量のエネルギーを確保したことで脳が発達したと奈良先生は述べています。
脳が発達して二足歩行になったのではなく、二足歩行が脳の発達を可能にしたと言えます。
二足歩行で得られた最大のメリットは発語であり、言葉が作られたことだと思うのです。
人間が思考を持ち知恵を得ることができたのは言葉で概念を共通にすることができたからです。
言葉無くして人間が社会を形成し発達させることは不可能なのです。
言葉はヒトを人にした最大の変化なのです。