これから歯科医院は二極化が進むと言われていますし実際、ワーキングプアの実態を見ても現実化しつつあります。
1970年代は歯科医院が少なく患者さんがとても多かったのでどんな先生でも歯科医院を開けば患者さんが溢れました。
1990年代は患者さんと歯科医院のバランスが取れてきたので、変化に対応するのが上手な先生と、中くらいの先生、下手な先生、それなりに患者さんが来ます。そしてリコールをかけることで患者さんが毎年継続して来てくれていました。つまりある程度の患者さんを抱えると後は新患獲得に躍起にならずとも安定した経営が可能だったのです。
2010年代はいよいよ二極化の時代です。この二極化は変化にうまく対応して患者さんが多い歯科医院とそれ以外に分かれるのです。下手な先生のところは変わらず、中くらいの先生のところが大きく減り、上手な先生のところにより集まるようになるのです。これはリコールしても今度は新しい所、評判の良さそうな所へ行ってしまうからです。以前と違うのは情報量です。HPを見ればその医院の内観、医院理念、料金まで殆どの情報が出ていますから転院のハードルは下がりより良い歯科医院を選ぶのは当然ですね。