歯は直接、顎の骨に刺さっているのではなく歯根膜と呼ばれる繊維を介在しています。これは歯がなくなると消えてしまいます。
歯がある人と全くない人で開眼片足立ちをした所、ある人とない人で有意に差が見られたそうです。さらには重心計で測った所、歯がある方が体幹バランスが良いことがわかりました。
アイヒナーの分類による咬合関係ごとの重心動揺検査の結果A群がC軍に比べ有意に安定していることがわかった。(*p<0.05,一元配置分散分析及び多重比較)
参照
口腔機能向上が運動器の機能向上、栄養改善にもたらす効果‐介護予防のさらなる発展に向けて-
京府医大誌 121(10),549-556,21012
吉田光由、菊池武、赤川安正 広島総合リハビリテーションセンター、日本歯科大学生命歯学研究科臨床口腔機能学、広島大学大学院医歯薬保険学研究院先端歯科補綴学研究室