おはようございます。櫻井です。
厳しい競争社会での生き残こりをかけたプロアスリートは
当然身体能力を少しでも上げることに気を使います。
それが歯とどう関わっていくのかと言えば噛み合わせです。
身体能力は身体のバランスがとても大切です。
そのバランスは耳の中にある耳石という所と視覚情報を統合させて取っています。
これを平衡感覚と言います。
しかしそれを調整するのが下アゴです。
元々人間の二足歩行はバランス的に不安定なのです。
頭部の重さはそれを成人男性で約5kg、脳頭蓋の重さ:下アゴ全体の重さは2:3で下アゴ全体の方が重いのです。
それを首の骨が支点となって支えているのです。
もっというと首の周りにある筋肉で支えているのです。
このバランスをどこで取っているのかと言えば舌の位置なのです。
子供の歯は5、6ヶ月くらいで生えて来ますよね。
この時舌の位置も決まりますので首が完全に座るのです。
つまり舌の位置決めをするのが歯であり噛み合わせなのです。
だから噛み合わせのズレが首回りの筋肉の痛みを引き起こしたり
骨の位置、特に首の位置をずらして中枢神経や末梢神経にまで影響するのです。
人間には全てのものにハンドルの遊びのようにある程度のズレくらい問題なく許容できる余裕を持っています。
しかし、プロアスリートになるとわずかなバランスの崩れも大きく結果に関わりますから
常に良いと考えることは全て準備しておかなければなりません。
マウスピース一つで身体能力が上がることはすでに証明されていますから
プロでもアマでもアスリートが歯や噛み合わせに気を使わないということは
準備が足らないと言われてしまっても仕方のないことなのです。