知能と言えばIQが思い浮かびますね。
しかし今は情動知能(EQ)が注目されています。
EQは心の知能指数とも呼ばれ
IQの高さは基本的に社会生活に影響を及ぼしませんし
社会的に適応出来ずに失敗する人も大勢います。
EQが高い人ほど社会的成功を収めることが分かっています。
IQが言語認知、数学的認知、空間的認知であるのに対し
EQは対人認知、個人内省的知能を測定します。
IQに比べEQは後天的で集団生活からしか学べません。
これはIQは遺伝による要因が大きいのに対してEQは環境によるものですから
誰にでも成功する可能性があると言うことなのです。
ノーベル賞をとった経済学者のジェームズ・ヘッッグマンは「5歳までの環境やしつけで人生が決まる」と言っています。
それを裏付けるデータがあります。
それはペリー幼稚園プログラムのコホート調査で
対象は貧しい地区に産まれたアフリカ系住民3ー4歳児で修士号以上の学位を持つ教員を6人の子供に1人に割り当て読み書き歌のレッスンを週5日2年間行います。
するとコントロール群ではほとんど高校でドロップアウトするのにキチンと卒業する人が多く
20代で持ち家をゲット。
40代で高所得者である比率が高い人ことが分かったのです。
実はこのプログラムは子供の教育成果だけではありません。
そのタネ明かしは次回します。
