こんにちは。桜井です。
今日は幸せについてのお話しです。
哲学者キルケゴールは「幸せへの扉は外に向かって開く」と言ったそうです。
これは幸せは自分のために求めても掴めず、人のために働きかけることで幸せになれるということだそうです。
分かりづらいですよね。
幸せは結果ではなく幸せを追い求めている過程が幸せなのです。
例えばランニングが好きな人はマラソン大会にエントリーすることやゴール直前までの過程が幸せで
結果は出てしまったら過去のことですから自尊心を高めることは出来ても幸せを感じることは出来ません。
だから何かに夢中に取り組んでいたり、真摯に向き合えることがあるだけで幸せと言えます。
つまり幸福感とは育ちや環境は関係なく自分次第なのです。
オーストラリアの精神科医であり心理学者にヴィクトール・エミール・フランクルと言う人がいます。
彼はあのアウシュビッツを生き残った1人です。
その彼が言うにはアウシュビッツでは自殺など考えないのだそうです。
自殺など考えなくても足を引きずって歩いただけで即ガス室行きなのですから。
人の命が銃弾より軽い状況では未来を見ることなど出来ません。
そんな状況ではその日を精一杯生きること。
そして明日を生きれることが幸せなのです。
義務であろうが過酷であろうがするべきことがあるだけで幸せであると
過酷な環境を生き抜いたフランクルに言われたら納得せざるを得ませんね。
「自殺することが出来るだけ幸せ」とは「今を真剣に生きていない」と言う皮肉です。
押してダメなら引いて見る。
幸せはなるものではなく感じる心を持つことなのかもしれませんね。
「押してもダメなら引いてみる?」