「ストレス太りは何故起こるのか?」

こんにちは。

今回も歯科ネタです。(ストレス太りをしている自分への言い訳?もあります)
食事の楽しみは風味です。
風味は味覚、嗅覚、舌や歯感じる触覚、温度感覚、咀嚼による運動感覚などが総合されて形成される複雑な感覚です。
食べ物を口に含んで噛むと甘味、塩味、苦味、酸味、うま味の基本味と言われる味覚識別と
おいしい、マズいの快不快の情動感覚とが同時に体験されます。
これは風味の感覚信号が大脳皮質の味覚野で受け取られて味を識別されると同時に
情動を形成する視床下部や大脳辺縁系に伝えられそのニューロンを活性化するためです。
つまり風味の感覚信号は神経性経路を介して脳の快中枢に伝えられて快情動を引き起こすだけでなく
 脳内物質β-エンドルフィンを視床下部より分泌を促し体液性経路を介しても快情動を発現するのです。
また自立神経に作用して心身をリラックスさせる効果もあることが分かっています。
(「咀嚼する脳」中村嘉男 医歯薬出版 2005より)
何が言いたいかと言えば
味わいながら食べることは
人間の大切な栄養補給である食事を食欲を満たすためだけではなく
幸福感も上げることで心が落ち着くのです。
ストレスがかかり心が折れそうな時でも美味しいものを食べると力が出たり
緊張した場面でも美味しい食事で一気に和んだりするのは
こうした脳の働きがあるからですね。
何でもストレス解消と言って爆食いするのも脳内ホルモンが出るとなれば中毒性があるのも致し方ないことなのかもしれませんね。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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