こんにちは。櫻井です。
なぜ赤ちゃんは他の動物と違って未熟な状態で生まれて来るのだろうと思ったことありませんか?
鹿は生まれた直後から立てるしウミガメなんて産みっぱなしで子育てなんてしなくても勝手に育っていきます。
それは遺伝子にプログラムが組み込まれているからですよね。
人間の場合は大きな脳と二足歩行を獲得したための弊害として未熟な状態で産まざるを得なくなったとかんがえられています。
ポルトマンも人は生理的に1年早産で生まれて来る生理的早産であると主張しています。
しかし近年では少し見方が変わったようです。
人間の脳は20歳でピークを迎えます。
それはすなわち完成するまでに20年もの歳月がかかると言うことです。
この長い期間は今では生き残り戦略であると考えられているのです。
ウミガメのように遺伝子だけでは環境の変化に耐えられないのです。
だから海水が1度上がっただけで絶滅の危機にさらされたのではないでしょうか。
人間は発達期間を長く置くことで環境の変化に対応出来る余裕を得たと言えるのです。
P.S 今日もスクーリングで松戸まで行って来ました。図書館をのぞいたら珍しい心理学の文献が多く蔵書されていてテンションが上がりました。
「なぜ人間の赤ちゃんは1人で生きられないのか?」