「笑顔が赤ちゃんにもたらす福音」

こんにちは
視覚的断崖(ビジュアルクリフ)いう有名な実験があります。
これは赤ちゃんの視覚に奥行きを認知する能力があるかを調べる実験です。
橋の構造を作りガラスで橋渡しをした装置を作ります。模様は同じにして色やもようなどで判別できない様にしておきます。
もし奥行きということが分からなければ何の疑いもなく反対側にあるおもちゃを取りに行くはずです。
しかし赤ちゃんは断崖までは行きますがそこから前には進もうとしません。
これにより赤ちゃんは奥行きを認知出来ることが分かったという実験なのですが自分が注目したのは別の所です。
おもちゃでは渡らない赤ちゃんも反対側にお母さんが呼びかけると渡ったという点です。
さらに笑顔で呼ぶと渡るがビックリ顔で呼んでも渡りません。
このことから赤ちゃんは母親の顔色で行動を決めていることが分かります。
それと同時に顔パターン認識も形成されていることも分かります。
この顔パターン認識とは我々が絵を見て家が描かれていると認識したりシミを見て人の顔に見えたりすることです。
では顔の表情を認知する重要なポイントはどこでしょうか?
これは口と目
特に口ですね。
スマイルマークを見ると分かりますが目の表情が変わらなくても口角の上がり下りだけで印象が真逆になることはお分かりだと思います。
人間は遺伝と経験から形成されます。
経験は行動による体験からしか得ることが出来ません。
赤ちゃんが学ぶにはお母さんやお父さんが笑顔でいることが最高の環境と言えます。
最高の幼児教育は常に口角を上げ笑顔を絶やさないことなのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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