K7エバリューションシステムのデータはSCANと呼ばれ1から24番まであります。ただ全て使うのではなく使うスキャンは決まっています。そのため存在がない番号もあります。今日はいきなり一番重要なスキャンであるSACN5について説明しますね。
SCAN5はマイオモニターで筋肉の過緊張を取り、マイオパルスをかけながら筋肉の収縮方向をモニタリングしながら習慣性咬合位とマイオトラジェクトリーとの差を出します。
習慣性開閉口路にマイオトラジェクトリーが入っていれば正常。ズレがあれば習慣性咬合位が合っていないと言えます。
この場合、マイオトラジェクトリーの延長線上に理想とする前歯の位置が出ますのでそこをモニタリングしながら、かみ合せの位置を採得するのです。
注意点としては一致したからと言って必ずしも正常とは言えないということです。これは基準となるマグネットが前歯部歯肉に取り付けられており臼歯部についていないので前歯の位置のみ把握でき、臼歯部などの傾きなどはわからないので、必ずかみ合せを採得し咬合器に乗せたうえで診断することをお薦めします。