おはようございます。
スタッフの不穏な空気を敏感に感じとっている桜井です。(うーん なんとかしなければ)
「何で自分だけがこんな目に」と思うことがありますよね。
苦難は立て続けに起こるものです。
昨日、自分の後輩がスタッフが辞めてしまったと嘆いたいました。
「何で」と理由を聞いたら、
後輩の先生は清潔、不潔の区分けをしっかり意識を持って業務に当たって欲しかったのですが、そのスタッフは「やれる範囲でやってます」と一向に良くならなかったそうです。
そこで、チェックしながら注意していたら電話がかかって来て「監視されているようで不愉快!辞めます」と言われたそうです。
うちでも同じような話は散々経験してきました。凹みすぎて「もう人は雇わない」と言う人までいます。
この前にも色々衝突はあったようで、なるべくしてなったとも言えます。
お互いに悪いと言えばそれまでですが、大事なことは気持ち良くお互いが働けることです。
して欲しいことがあるならキチンと伝え従って貰わなければなりません。
ここが難しいところですが、伝え方を間違うとこじれます。
「お金を払っているのだから従うのは当然でしょう」という気持ちはよくわかります。
従わない時の原因は「意義がわからない」もしくは「人として軽く見ていると感じる」です。
不潔域と清潔域の区別は外科で学生の時散々叩き込まれます。
ですから後輩の先生はその区別をキチンと出来ないスタッフに我慢がならなかったのでしょう。
ではなぜ、彼女は支持に従わなかったのでしょう。
「今迄、そんな事言われたことがない」
「信用していないし、されていない」
「面倒な仕事はしたくない」
まだあるかもしれませんが、多分この3つでしょう。
スタッフ不足に悩まされ応募した人を無条件で雇ってしまったために起きた悲劇です。
彼女は今迄の職場でそんなこと言われたことがないのでしょう。
習慣を変えたければ思考を変えなければなりません。
この場合、彼女にメリットを感じないから従わないのです。
人を動かしたければ相手の利益を提示することです。
その利益とはお金だけではありません。
やりがいや知恵でもいいのです。
「歯科医院は危ない器具が一杯あるので、取り扱いに気をつけることは自分の身を守ることにも繋がりますよ」
と言ってあげたら 、やってみようかなという気が起こるかもしれません。
効果がなければ愛情を持って教育する。
人は成長したいと思っています。
知らないことを知るのは喜びなのです。
それでもダメなら、地道ですが感謝の言葉を投げかけ続けることです。
人は認めて欲しい動物です。
それがやりがいの源泉にもなっています。
人を育てるのは難しいことです。
しかし、自分もその人とかかわることで多くのことが学べるのです。
失ったことや傷つくこともあるでしょう。
ですが、それでも怖がらず人を雇ったり、育てて欲しいのです。
あの事があったから今があると思える日がくるからです。