「逃げずに向き合う」
おはようございます。
ウォシュレットは強め。肛門を甘やかさない桜井です。(トキオの松岡君と同じ)
「私たちは目に見えている世界に生きているわけではない。見えている世界をどう解釈して、その中で生きているのだ」と心理学者のアルバートエリスは言っています。
出来事が起こりそれを自分の価値観などで判断して感情や行動を起こすと言う事です。
この自分の価値観、心理学でビリーフと言いますが過剰に反応する価値観をイラッショナルビリーフ、素直な価値観をラショナルビリーフと言います。
例えば
朝、ランニングしていたら滑って転びアキレス腱を切ってしまったとします。
滑って転んだのが出来事で、アキレス腱を切ったのが結果です。
ラショナルビリーフなら運が悪かった。注意不足だったので次回から気をつけようと足が治ったらまたランニングを始めるでしょう。
一方、イラッショナルビリーフの場合は、朝、濡れている日にランニングをすべきではない。走るのは危険だからランニングをしてはならないと考えランニングそのもの拒否し始めるのです。
なんだか危険だからと公園の遊具を片っ端から撤去させる母親に似ていませんか?
これを認知の歪みと言います。
ランニング自体を止めるだけならまだしも、外に出る事自体が危険と認知し始めたら家からでれなくなります。
こんな事が普通にあるのです。
こんな時は心のフィルターを入れ替えてみましょう。
アキレス腱を切って得られたものを探すのです。
損害しかないと思うのが当然ですが、やってしまった事を変える事ができないなら、そこに固執しても時間の無駄です。
アキレス腱を切って、会社に行かないですむ分、
自分を見直す時間ができた。
忙しくてなかなか取れなかった読書や映画鑑賞の時間を十分取れた。
松葉杖の使い方や杖をつく人の大変さが分かった。
医療保健のありがたさが分かった。
入院費の請求でびっくりしたが高額療養制度の事を知った。
など今まで知りえなかった事、体験できなかった事を得ているのです。
経験に無駄はありません。
いい事も悪い事も経験すれば失う物もあれば得られる物もあるにです。
辛い経験ほど見方を変えれば、人間的に成長出来るチャンスでもあるのです。
逃げずに向き合ってこそ掴めるものがあるはずです。