人から信頼されない人とされる人って綺麗に分かれますよね。
心理学的にいうと信頼される要件は3つ。
1、純粋性(自己開示)
2、無条件の肯定
3、共感的理解
となります。
何を言っているか理解出来ないと思います。
ザックリ言うと「自分の恥をさらけ出し、相手の言う事に反論せず、ただうなずけ」ということです。
例えば自分の失敗や悩み事などを打ち明けるとグッと人間味が増して距離が縮まりますよね。
そうやって話がしやすいきっかけを作る。
相手が話始めたら、 言い返さない事。理屈に理屈で返さない。お互いに引けなくなります。
最後の共感的理解はその人の立場になって考えること。
これが1番難しいのです。
そうですよねと言うだけなら相手の印象に残りませんし、カウンセリングの場合は相手が病んでいると自分も病みます。セールスではセールスにならなくなります。
共感しつつ、違う考え方に気づいてもらう。これがコンサルテーションであり、認知行動療法とも言えます。
また愛知学院の牧野先生のお話ですが
重い障害を持つ子供を出産しICUから出てこれない我が子を見ながら、
「先生、この子が生まれた意味あるのですか?」とお母さんが泣きながら聞いてきたそうです。
その時に牧野先生は
「お母さん。辛いね。 その意味を一緒に考えようよ」と仰ったそうです。
医療人として、人としてこれ以上の言葉はないと思います。
この一言が出せる人が信頼できない訳ありません。
自分もこの一言が出せる人間になりたいと強く思います。