「エピソードを紹介する」
人の記憶には短期記憶と長期記憶があります。
長期記憶には、算数の公式や地名など誰でも知っている様な意味記憶、個人的な経験を覚えるエピソード記憶があります。
ここで大切なのは意味記憶は反復が必要だが、
エピソード記憶は反復しなくても長期記憶にされるということです。
エピソードとは物語ですから、転じれば物語は記憶に残りやすい事になります。
歴史を覚えるなら年号表より漫画などでドラマを見た方が記憶に残りやすく効率が良いと言えます。
何故、物語の方が印象や記憶に残りやすいのか?
それは感情が関係しています。
物語は共感や驚き、喜怒哀楽などの感情移入を起こしやすいのです。
それらは記憶を強力にします。
恐怖と記憶が結びつくのがトラウマですね。
先日もお話しした単純接触効果も演出する事で強力に覚えさせる事が可能です。
その典型例テレビCMですね。
宣伝の目的は認知させる事ですから、 効果を上げるには回数を発信するのと同時に
物語を語らせる事が重要なである事がお分かりだと思います。
よく、通販などで購入者がドラマティックに語っているシーンが何度も流れるのはこの効果を狙った物なのです。