おはようございます。
昨日は台風でうるさくて寝れずにずっと調子悪かったのですが、昨日はよく寝れたのでスッキリ状態の桜井です。
というワケで今回は睡眠の話です。
知り合いの人が「俺は2時間も寝れば大丈夫」と言ってました。
羨ましい反面、心配にもなりました。
それを良いことと理解していることは
眠ることに対して理解が不足していると言わざるを得ないからです。
睡眠にはレム睡眠、ノンレム睡眠の二種類があり、ノンレム睡眠は4つの段階に分けられ
深い睡眠と言われる3、4段階は波形に睡眠徐波と呼ばれる高振幅デルタ波が多く出現するために徐波睡眠とも呼ばれます。
3、4段階の深い睡眠は導眠時に多く見られることが分かっています。
ですから、一見理にかなっているように見えます。
しかし4時間睡眠と12時間睡眠のグループに分け6日間続けて血液検査をしたところ4時間睡眠のグループではホルモンバランスが明らかに崩れてしまったデータもあります。
特に変化が強いのが肥満に関するホルモンです。
血糖値が上がりインシュリンが分泌されますが、上がり続けるインシュリン耐性がつき、反射が起こり低血糖になり、昏睡に至る可能性もあります。
また、痩せホルモンであるレセプチンの抑制、食欲を上げるグレゴリンが上がるため、太りやすくなります。
つまり危機的状況と判断し生命の根幹である
食欲を促して交換神経優位を保っていると言えるのです。
人間や猫科の動物は非常事態に際し、眠らないで行動し続け安全を確保してから睡眠をとることができるようになっています。
つまり睡眠負債を抱えやすいと言えるのです。
特に成長段階の子供は夜10時以降に寝る習慣がついていると脳の発達に重大な損害があると言われています。
つまり、先ほどの知人は寝なくても平気なのではなく、睡眠障害なのです。
睡眠障害の種類は100種類以上あると言われています。
早寝早起きは脳の健康のためにも大切なのです。
参考文献
田ヶ谷浩邦:睡眠関連ホルモンの計測、生体医工学.46(2):169-176,2008
宮崎総一郎、北浜邦夫:睡眠学Ⅰ、北大路書房2018