こんにちは。さくら歯科クリニックあおばの櫻井です。
競争と聞くと受験戦争や過当競争などイメージが悪いですが、
資本主義社会において避けることは出来ません。
熾烈な競争に巻き込まれて優劣をつけられることに嫌悪感を抱く人もいるでしょう。
だからと言って競争に参加させないのも成長を奪うことになります。
ここではバイアスを外して競争の意味を改めて考えてみましょう。
競争には2つの意味があります。
それは「自分の強みを知ること」と「挑戦する心を育てる」です。
競争すれば勝つこともあれば負けることもあります。
いつも負け続ければ自信をなくす恐れもあります。
しかし、競争してみなければ本当に能力がないのか?
改善することで勝てる自分になれるのか?ということが分かりません。
勝てても勝ち続けることができるかは分かりません。
それらは全て結果というデータであり、自分を知るための重要な情報なのです。
自分の強みも弱みも分からないまま大人になると社会に出た時に何をしたいのか、どのような生き方が自分に向いているのかが分からず、人生に迷ってしまいます。
また競争は挑戦する心も育てます。
失敗しても継続して努力することは努力は裏切らないことを学ぶチャンスと言えるのです。
では、なぜ競争と聞くとイメージが悪いのでしょうか。
それは結果で物事を判断する親に原因があります。
社会では結果を出すことが最重視されます。
しかし、教育において結果より重視しなければならないのが過程です。
努力したことや手順を間違えずに踏んでいたことがあれば、結果などデータにしか過ぎません。
「褒めてはいけない。褒められて育つと他人の目を気にするようになる。常に顔色をうかがう臆病な人間になってしまう」
と個人心理学のアドラーは言っています。
結果を見て判断する親が競争による子供を被害者にしてしまいます。