今、歯科界ではCADCAMが話題を呼んでいます。
デンタルショーに行けばCADCAMストリートと呼ばれる特設コーナーが出来るほどです。
その CADCAMについて何回かに分けてお話しをいたします。
CADとはComputer Aided Design を省略して呼んだ名称のことを指します。
そしてCAMとはComputer Aided Manufacturing の略でコンピュータ支援製造 のことです。
ザックリいうとグラフィックデザインから製造まで機械でやってしまおうということで
人の手間を圧倒的に減らせ、データ管理のため全てのいてコンパクトになります。
歯科ではどの様に応用されるかと言えば被せです。
歯科の治療を受けたことがない人には全くイメージ出来ないと思いますが、
笑うと歯が銀色に光る人がいますよね。
あれが銀歯という被せです。
虫歯が大きく歯牙崩壊を起こした時に機能回復するために行われる治療です。
通常、被せを作るには大体、1週間くらいかかります。
なぜそんな期間が必要なのかと言えば工程が複雑だからです。
それを説明するとかなりの長さになりますので割愛しますが
結構、手間暇かかっていることだけは知っておいて下さい。
被せを作るには印象と言って歯の形を型取りが必要です。
プリンの様なもの口に入れ固まるを待って歯型を取ることです。
嘔吐反射が強い人は結構辛いですよね。
これが光学スキャナーに代わります。
口の中をコピー機で読み取りデータにして3D画像に変換してくれます。
(これが一目ぼれをするくらいキレイ)
光学カメラを口に入れて撮影するだけなので患者さんは嘔吐反射を誘発しづらくなり楽になります。
しかも、データとして残るので被せが取れて無くしたとしてもデータがあるので10分ほどで同じものが作れてしまうのです。
カメラは今まで大きなカートで室内での移動に限られていましたが、
ノートパソコンにカメラを差し込むだけなので今後は訪問にも使えるようになりました。
まだまだ語りつくせませんがこの続きは次回にしましょう。