おはようございます。櫻井です。
今回は自分を変えるキッカケのお話です。
自分を変える方法は色々ありますが、なりたい自分になるには格好から入ることが効果的と言われています。
これを示唆した心理実験がスタンフォード監獄実験です。
映画にもなりご存知の方も多いと思います。
刑務所に設定した実験会場を設定し新聞広告で被験者を集め囚人役と看守役のグループにランダムに分けて行われました。
事前に、これは演じているだけと実験の趣旨は説明して服装や設備は本物に近い形で演じやすい様に再現されています。
二週間そこで実際に演じながら生活してもらうはずだったのですが
支持されてわけでもないのに看守役は次第に言うことを聞かない囚人役に懲罰を与えたり
屈辱的な仕打ちを与える様になります。
禁止されていた暴力も看過することで暴走をはじめ大問題になり、わずか6日間で中止された曰く付きの実験です。
これにより看守役は看守らしく、囚人役は囚人らしく振舞うことがわかったとされています。
つまり演出により人間は役に寄る様になり本物より本物らしく振舞うと言うことなのです。
これは小道具やセットがリアルになればなるほど役者もリアルになっていくということです。
これは自分を変えたければ見た目から入ることも効果が得られやすいということにつながります。
では服と歯では効果が高いでしょうか。
これは表面積が大きい服の方が効果が高い様に見えます。
しかし自分の姿を見ることは鏡を使わないとできません。
姿鏡の数と洗面所にある鏡の数を考えれば服装より顔を見る機会が多いことはご納得いただけると思います。
つまり歯が目立って白くなれば当然鏡でチェックして、写真に写る時も歯を出して笑顔を作るはずです。
笑顔には気持ちを穏やかにする効果が認められることが分かっています。
つまり視覚と顔面の感覚神経の情報が合わさり入力されるのですから
断然、服より白い歯の方がメンタルに与える影響は高いと言えます。