おはようございます。桜井です。
幸福感を構成する大きな要因として経済学者のレイヤードは7つ挙げています。(2011)
1、家族関係
2、経済状況
3、仕事(失業の有無)
4、コミュニティーと友人
5、健康
6、個人の自由
7、個人の価値観
これをビッグセブンと言うのだそうです。
人格心理学のビッグ5は知っていましたが今度はセブンですか。
これらの因子が幸福度を左右すると言われれば確かにその通りだなと思います。
内閣府の調査によると幸福度を決める要因が男性では25歳から55歳まではほとんどお金がトップです。
その後は健康となるのに対し
女性では25歳から40歳までは家族であり40以降はずっと健康が不動の一位なります。
注目すべきは働き盛りの男性では仕事がどの世代も仕事がトップに来ることはなく
社会人になって間もない25歳から29歳の3位になっただけでほとんどが5位だったことです。
これは過程より結果を重視しているといえます。
お金は生活に直結しますから当然といえば当然なのですが
日本人は海外に比べ幸福度が低いと言うことに繋がっている気がします。
運動会で順位をつけるのはかわいそうと言う頭のおかしい主婦が蔓延する日本の教育を象徴しているようです。
結果でしか物事を判断していないからそのような言葉が出るのです。
出来事は変えることは出来ません。
だからこそ受け止め方が大事になります。
結果だけを見て結果を出せない人間は能無しであると言っているのと同じことに気づかなければなりません。
努力する過程を大切にしていないからやる気や挑戦する力がなくなるのです。
努力しなくても結果を出せる人もいれば
努力しても結果の出せない人もいるのは事実です
先程のお金が最重要で仕事の重要度が低いと言うことは
仕事がお金のためにするもので世間や人のためになっていると言う過程が抜けていることを示唆しているのではないでしょうか。
自分の仕事が人の役に立っていないと思うからお金を稼ぐことでしか認めてもらえないと考えるようになるのです。
「役に立つことが先、お金は後」
この順序を間違ってしまうから幸福度が上がらないのではないでしょうか。