おはようございます。櫻井です。
人間を長くやっていると後悔してもしきれないことや
理不尽に踏みにじられることの１つや２つあります。
目の前の風景が歪み、全身の感覚が分からなくなるほどの衝撃です。
今迄、普通にあったものが奪われ喪失感から逃れるために現実逃避に走るかもしれません。
身近にいる人に感情をぶつけるかもしれません。
悪夢に苛まれ寝れない日々を過ごさざるを得ないかもしれません。
残酷なことに時間は進み続け
昨日と同じ今日という日を普通に過ごすことになります。
そんな時にかけられる言葉を持っている人間はそう多くはありません。
以前、友達の医者が癌末期の患者さんに対してどんな言葉をかけても無力だと嘆いていました。
健康な自分を呪い、癌になって克服しない限りその人に届く言葉はないとまで言っていました。
そんな時に出来ることは「辛いですよね」と寄り添うことだけです。
どんな死に様かをただ見ていてあげるだけでいいのです。
人を救えるなんて大それたことを考えてはいけません。
冷たい地面に膝をついた人を救えるのは神でもドクターでもありません。
自分だけなのですから。
