「食事は楽しく!絶対叱ってはいけない」

おはようございます。
前回の答え合わせの続きです。
2.普段落ち着いて話せないので食事中につい小言を言ったら早々と食事を切り上げ部屋に戻ってしまった。
結構よく見るシーンです。
さてどこが間違っているのでしょうか?
それは 食事を嫌子にしたことです。
嫌子ってなに?と思われたことでしょう。
嫌子と好子があり、嫌子とは叱ったり叩いたり嫌がること。好子とは好物や好きなことでまさにアメとムチのことなのです。
人間がそんなに単純なの?と思われるかもしれませんが意外と単純です。
動物の好子は食事です。
それは人間でも変わらないはずです。
多くの親はそれを無視して条件づけを行います。
例えば今回の食事中に小言を言うのは最悪ですね。
たとえ子供が登校拒否していて食事のときしか顔を合わせなくてもなるべく話題を明るい方へと持っていかなければなりません。
小言や説教をするなと言っているのではありません。
食事前もしくは食後時間を空けてしましょう。
食事の場を嫌いな子供にしてはいけないと言っているのです。
これを間違うとどうなるか?
実例をあげてみましょうか。
“食事を椅子の上に立って食べる子供”がいたそうです。
どんなことをしてもダメで困り果てた親御さんが相談に来たそうです。
コントのような話ですが実話です。
どうやって治したと思います?
立っていても叱らず気にせず普段通りの食事をする。
座って食事をしたら「今日は座って食事が出来て偉かったね」と褒める。
この2つを守っただけで3ヶ月ほどで立たなくなったそうです。
治った子供になぜ立って食べていたのかを聞くと普段話しかけてもお母さんが忙しくてかまってくれない。
立って食べたら叱ってくれるから嬉しくてやっていたと話してくれたそうです。
どうですか?
叱ったり無理やり座れせる行為のそのものが食事を立ってすることを助長していたのです。
先程の引きこもりの子供に食事の場を嫌子にしたら逃げ場がなくなると思いませんか?
あなたの一言が子供の居場所を消すのです。
叱るときは叱らなければなりません。
しかしスパッと終わらせて、気を取直して食事をしましょうとメリハリをつけ続けることが今後に繋がっていくのです。
子育てなんて知っているか知らないかで簡単に変わるのです。

横浜 青葉台 さくら歯科クリニックあおば 院長 櫻井直樹
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