こんにちは。さくら歯科の桜井です。
「関係念慮?なんだそれ?」と思った人が多いのではないでしょうか。
関係念慮と関係がないと思える出来事が自分と関係がある事のように思えたり、
自分にとって特別な意味があるように感じたりすることです。
なぜこの様な話をするのかといえば口臭で悩む人が大概、これで自分を追い込むからです。
これと似た心理状態が「疑心暗鬼」です。
人の言っていることが信じられず、全てのことを疑っている状態を言います。
口臭を気にしている人は自分では分からないため、人の仕草や表情から自分の講習の有無を測ろうとします。
そもそも表情や仕草が口臭なのか、会話によるものなのか、
それら以外のものなのかが
聞かなければ分からないのですから意味がないのです。
ですが多くの患者さんは
「通り過ぎる人が鼻をおさえる」
「みんなが私の口臭につて噂をしている」
「電車で隣に座った人がすぐに席を移る」
「子供が私を指を指して笑っている」
などと訴えてきます。
全てが敵に見えるこの世界観はかなり辛いと思います。
この関係念慮は思い込みや認知の歪みであり、
自信のなさにつけ込みます。
ですから「本当にそうだろうか?」と自分を疑うことから始めるのです。
自分が見えている世界が本当に合っているのかを俯瞰して見ることでしか真実は見えないのです。